Petit Column:「こぼれ梅」とは?
みりんのもろみを搾った際に生まれる粕のことで、満開に咲き零れる梅の花に似ていることから古くよりこの愛称で親しまれています。 今でこそ通年の仕込みが可能となりましたが、酒造りとの兼業が多かった昔は、清酒の仕込みが終わった2,3月頃からみりんの仕込みを始める習慣がありました。みりん造りの中で傍にあった季節の風景と重ね合わせた、日本人らしい風情ある呼び方に継承と尊敬の想いを込め、新商品のデザインや名前に採用しています。
国産の生原料から、昔ながらの製法を守って造るからこそ生まれる、副産物としてのみりん粕。魚や野菜の漬け床として、またスイーツやおつまみの材料としてなど、実は楽しめる用途がたくさんあります。 「おいしいみりんは副産物までおいしい」からこそ、もち米由来の上品で複雑な甘さと、使いやすいやわらかな食感をご体感ください!